離婚相談に弁護士を選ぶ理由

離婚について相談したい。離婚について悩む方が相談できる場所はいくつかあります。

・弁護士
・行政書士
・離婚カウンセラー
・探偵
・行政やNPO団体などの相談窓口
など...

離婚の悩みでも相談する場所によって、出来る相談と出来ない相談があります。
どのような悩みの種類によって、相談する場所を選ぶ必要があります。
今回、弁護士に離婚の悩みを相談しようとしたとき、いったいどんな悩みを弁護士に相談できるのか、離婚について弁護士ができるアドバイス、弁護士で解決が難しい離婚相談についてなど、詳しく見ていこうと思います。

■ 離婚の悩みとは
離婚の悩みは夫婦によって違います。
夫や妻が他の異性と肉体関係を持ち、その不貞行為が原因で離婚をする夫婦と。夫婦の生活スタイルや性格の違いから夫婦生活を一緒に過ごすことが難しくて離婚をする夫婦など。
離婚の理由や原因によって、悩みの種類も違ってきます。
この悩みの種類で、特に多いのは法務に関する手続きです。

・離婚の方法は何種類あるのか
・調停離婚では何を準備すればいいのか
・浮気相手に慰謝料を請求するにはどうすればいいのか
・子供の養育費を請求したい
・子供の親権と監護権について知りたい
・財産分与はどうしたらいいのか

このように、離婚の法務に関する悩みは後を絶ちません。これらの悩みを相談できる相手として、弁護士がおり、その弁護士の中でも離婚相談を得意とする弁護士がいるのです。

日本の離婚の現状

日本の離婚率は年々上昇しています。
今では三組に一組は離婚しているというデータもあるのです。
結婚している人にとっては身近な問題であると言えるでしょう。

離婚原因の多くは性格の不一致です。
価値観や金銭感覚の違い、生活習慣の違いなどが大きすぎると埋めることのできない溝が生まれてしまうのです。
付き合っている時にはわからなくても、長年一緒に生活していく中で出てくるズレなどもあるでしょう。
一度悪い部分が見えてからというもの他の悪い部分も目について気になってしまうということもよくあります。

次に多いのは男性側の浮気、不倫などの不貞行為です。
周りでもそんな話を聞いたことがあるという方もいるのではないでしょうか?
浮気や不倫をしてバレてしまうとなかなか関係修復は難しいようです。
中には子供のために離婚はしないという判断をする人もおられるようですが、信頼回復をするには相当の時間が必要だと思われます。

その次に多いのは経済的理由です。
結婚というのは実際に共に生活をして暮らしていくことです。
そのためにお金は絶対に必要なのですが、ギャンブルにのめり込んでいて働かない、借金がある、浪費が激しいなどの問題があると収入よりも出費の方が大きく、その結果家庭が破綻してしまい離婚となるケースがあります。

三組に一組が離婚すると聞いてあなたはどう思われましたか?
多いと思われたでしょうか。
実は主要な先進国の中では日本の離婚率は低い方なのです。
主要先進国の中で一番離婚率が高いのはロシアなのですが、第二位のアメリカは二組に一組が離婚すると言われています。
そう考えると日本はまだそこまで到達ジュラシックパークのシリーズということで、これからますます離婚率が上がるのではないかと懸念されています。

離婚問題の鍵はお金

離婚に必ずついてくるのは「お金の問題」です。財産分与に住宅ローン、年金分割に健康保険や医療保険、子供がいれば養育費の問題もありますし、浮気などが原因の場合慰謝料の請求なども問題になってきます。離婚後の生活の心配なども含めて、お金の問題がスムーズに解決すれば、離婚によって心身ともに疲弊することも最小限になり、新たな生活を始めるパワーを持つことも出来るでしょう。

誰も、現状より悪くなるために離婚を選択するわけではありません。やむにやまれず現状を打開し、新しく進む人生が今より明るくなると信じるからでしょう。ならば、希望通り離婚はしたけど、疲れ切って立ち直れないとか、生活がこんなに厳しくなるとは思わなかったなどという結果は避けたいものです。

離婚は、多くはある日突然思い立つものではありません。浮気が発覚したなど、ショックで冷静さを失う気持ちはわかりますが、そういう場合でさえ、離婚をしないでやり直すという選択肢もあるわけです。もし「離婚」の二文字が頭に浮かんだら、まずお金の問題を一つ一つクリアにしていくことが、その後の最善の選択に繋がるとも考えられます。

離婚に関するお金の問題は多岐に渡っており、複雑なため、様々な専門家に相談する必要があるでしょう。その過程の中で、離婚によって現状より幸せにはなれないことが見えてくる場合もあり、離婚自体を思い留まることもあるかも知れません。また仮に、それでも離婚しか選択肢がなかったとしても、お金の問題に向き合ってきて見えたことや、そこから得た未来像は必ずその後の生活にプラスになるはずです。「たかがお金、されどお金。」お金の問題から、今ある結婚生活についても見えてくるものがあるのかも知れません。